おすすめ度 :
こんにちは。なんこう(@nankochu_)です。
今回はWhizzerからKylin HE01をレビューします。
販売代理店サイトはコチラ
Whizzer社は2013年に設立された中国の新興オーディオメーカーです。筆者自身もロゴだけ知っていたような状態でした。
こちらのKylin HE01は各レビューサイトでとても高評価で10,000円以下のイヤホンの中では非常におすすめできるとのことで、自分自身で確認してみたく手に取った次第です。
Kylin HE01のスペック
SPEC | Kylin HE01 |
---|---|
形状 | カナル型 |
ドライバ | ダイナミック型 |
ドライバ構成 | 10.2mm 複合振動板搭載ダイナミックドライバー |
周波数特性 | 15 - 40,000Hz |
入力感度 | 112dB/mW |
インピーダンス | 18Ω |
リケーブル対応 | 〇 |
イヤホン端子 | 2pin |
プラグ形状 | 3.5mm ステレオミニプラグ |
1DDです。個人的にはDD大好きなので好感度が上がります。Whizzer社自社開発のドライバで第四世代となる「BRIGHT」シリーズなるものを搭載しているようです。
また、HDSS(High Definition Sound Standard)という特許技術を使用し、歪みのないサウンドを実現しているようです。
Kylin HE01のパッケージ&付属品
パッケージ
パッケージはコチラ。真っ黒でロゴだけ入っておりとてもシックです。
それとデカいです。
蓋を開けるとイヤホンがお出迎え。とても高級感があります。
下の段にはイヤホンケースとケーブルが入っている箱が収納されています。
ケースの中にはイヤーピースが入っていました。
付属品
付属品
- シリコンイヤーピース(リファレンスS/M/L) 各1ペア
- シリコンイヤーピース(ボーカルS/M/L) 各1ペア
- イヤホンケース
イヤーピースはリファレンス用とボーカル用の2種類が付属しています。違いとしては、リファレンス用は軸が硬く開口径が大きいです。逆にボーカル用は軸が柔らかく開口径が小さいです。
それにしてもイヤーピースですらオシャレにパッケージングされていますね。
Kylin HE01の本体レビュー
本体
イヤホン本体のレビューに入ります。
少し男性には派手な気もしますが、ゴージャスで美しいです。ビルドクオリティも高くパーツのつなぎ目の処理とかも綺麗にされています。
透明なシェルが美しく、機械的なドライバが見えているのもとてもかっこいいです。
ステムは金属製で丈夫なつくりになっています。音導管出口は金属メッシュでふさがれており、耳垢等の混入をふさいでくれます。
コネクタは2pinです。
付属ケーブルは5N OFC(無酸素銅)の手編みケーブルです。プラグ等もしっかりしており高級感があります。
また、2pinコネクタ部分はカバーで覆われており耐久性がありそうです。
全て取り付けるとこのような感じ。イヤホン本体から、ケーブルまでデザインが統一されており美しいです。
装着感
Kylin HE01の装着感はとてもいいです。筐体は耳へのおさまりがいいです。ケーブルもしなやかなため、耳へ引っ掛けやすいです。
Kylin HE01の音質レビュー
音質を確認していきましょう。
DAPはAK380 Copperを使用しています。
高域 :
非常に輪郭がハッキリとした、エッジ感の強いサウンドです。量感は少し控えめですが、ハッキリしているので存在感はあります。しかしながら、強すぎるわけではなく刺さり感などはギリギリ感じないです。
中域 :
中域も音の傾向としては他の帯域と同じくハッキリとしたサウンドになります。しかしながらわずかに厚みが薄く感じられ奥まっているように聴こえました。ちなみに付属のボーカル用のイヤーピースを使用することで、高域や低域がわずかに抑えられ相対的に中域が聴き取りやすくなりました。アニソンにはボーカル用イヤーピースが合いそうです。
低域 :
このイヤホンの一番素晴らしいところは低域です。量感は普通なのですが、深い位置からキレのいいサウンドを鳴らしてくれます。超低域が鳴っている感じでEDM系の音楽を聴くと非常に気持ちいいです。とにかくハッキリとキレがいいのでノリノリになれますね。
音場 :
音場はやや広めといった感じ。音がクリアなため見通しがよく遠くまで響き渡るような感覚になります。
総評 :
全体的に輪郭のハッキリとしたクリアなサウンドです。各帯域のバランス感が秀逸で、「高域がキンキンするな」とか「低域がうるさすぎるな」といったストレスがないです。低域の質感も素晴らしく、HE01のようにかなり深い位置から音を鳴らしてくれるイヤホンはとても珍しいです。10,000円で購入可能なイヤホンの中ではかなりおすすめできます。
Good
- クリアなサウンド
- 深く沈み込む低域
- 各帯域のバランスがいい
Bad
- 中域の厚みがやや薄い
- 人によっては低域が過剰に感じる可能性あり
Kylin HE01におすすめのアニソン
この項目では、筆者がこのイヤホンに合うと感じたアニソンを紹介します。
Kylin HE01のまとめ
このような人におすすめ
- 予算10,000円でイヤホンを買いたい方
- キレのいいクリアなサウンドが好きな方
- EDMなど低域が特徴的な楽曲をよく聴く方
今回はWhizzerからKylin HE01をレビューいたしました。
まず、パッケージやサウンドなど総じて製品のクオリティが高く10,000円で購入できてしまうことに驚くばかりでした。
音の傾向は低域がやや強めなクリアでキレのあるナチュラルサウンド。各帯域のバランス感が秀逸でリスニングしている際に全くストレスを感じさせません。
個人的には、ちょいとお高いイヤホンを試してみたいという方にばっちりのモデルだと感じています。おすすめです。