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こんにちは。なんこう(@nankochu_)です。
今回は中華イヤホンのパイオニアであるKZから「ZES」をレビューします。
ZESはダイナミックドライバーと静電型ドライバーを組み合わせたハイブリッド型にも関わらず5,000円以下を実現している中華イヤホンです。
静電ドライバーというと高級機に搭載されているイメージ。それをこの価格帯で発売してしまうのは流石KZといったところですね。
今回はその超低価格ハイブリッド型の「ZES」をレビューしていきます。
ZESのスペック
SPEC | ZES |
---|---|
形状 | カナル型 |
ドライバ | ハイブリッド型 |
ドライバ構成 | 12mm ダイナミックドライバー ×1 6.8mm ESTドライバー ×1 |
周波数特性 | 20 - 40,000Hz |
入力感度 | 113dB/mW |
インピーダンス | 32Ω |
リケーブル対応 | 〇 |
イヤホン端子 | 2pin |
プラグ形状 | 3.5mm ステレオミニプラグ |
特徴はダイナミックドライバーと静電型ドライバーを組み合わせたハイブリッド型というところ。
ZESのパッケージ&付属品
パッケージ
パッケージはいつものKZといった感じでとてもシンプルです。
中身はこのような感じ。
付属品
付属品
- 2pinケーブル
- イヤーピース (S, M, L)
- マニュアル
付属品はとてもシンプルです。
使用するための必要最低限のものしか付属していませんが、困ることはないので大丈夫でしょう。
ZESの本体レビュー
本体
イヤホン本体をチェックしていきます。
筐体のメインは亜鉛合金にて構成されています。質感は高いです。
クリアグリーンの樹脂パーツがアクセントになっていてオシャレです。ユニコ〇ンガンダムみがありますね。
質感はマットでツヤツヤです。ビルドクオリティは高く感じます。
上部にもクリアグリーンの樹脂パーツが使われていて覗き穴のようになっています。クリアパーツですがグリーンの色が濃すぎて中は見えないです。
ステムは金属製なので丈夫そうですね! 安心です。
ケーブルとの接続は2pinコネクタです。KZ社おなじみのピン部分が飛び出しているものですね。
付属ケーブルはコチラ。ホワイトのあみあみで一見高級そうに見えますが、あまり音は良くないので交換推奨です。
2pin接続部は補強の為カバーが取り付けられています。曲がりにくくなるため安心ですね。
装着感
装着感は素晴らしくいいです。全体的に大き目な筐体ですが、ステムが補足長いため、耳の奥までよく届きホールドしてくれるので安定感があります。
ケーブルも柔らかくしなやかであるため、耳に引っ掛けやすく固定できます。
ZESの音質レビュー
続いて音質レビューに入りましょう。
DAPはAK380 Copper直刺しとなります。
高域 :
ハイパーシャリッシャリな高域です。質感がチープですね。解像度が足りないためハットの音などがザラザラした音になっています。高域の音量が大きいため余計に質感が気になってしまいました。
中域 :
ウォーム感があり豊かな表現力の中域です。ボーカルを聴きこむと程よい厚みがあり芯がしっかりしているため質感は良いです。しかしながらやや高域の部分の質感は悪く「サ行」の音は刺さりが強く聴き疲れします。
低域 :
深い位置から鳴っているブーミーな低域です。かなりの音量が出ています。特にバスドラムの表現力はこの価格帯では優秀な部類に入るでしょう。低域好きの方にはおすすめできます。
音場 :
音場は可もなく不可もなく、価格帯を考えれば普通の広さかと思います。低域の音量が大きすぎるので、やや窮屈に感じますが分離感は良い方なので聴きとりにくい印象はないです。
総評 :
一聴して低域のブーミー感に感動するとともに、高域のあまりにもチープな質感に残念な感情をいだきました。よくも悪くも非常に刺激的なサウンドで、最初のうちは新鮮で楽しかったのですが、次第に耳がつかれていきましたね。ド迫力の低域が好きな方にはおすすめできるイヤホンかなと思います。あとめっちゃホワイトノイズ乗ります。
Good
- 超ド迫力な低域
- 厚みのあるボーカル
Bad
- ザラザラでチープな高域
- ホワイトノイズがデカい
ZESにオススメのアニソン
この項目では、筆者がこのイヤホンに合うと感じたアニソンを紹介します。
ZESのまとめ
このような人におすすめ
- 低域大好きな方
- メタラーの方
- 5,000円以下でかっこいいイヤホンを探している方
今回はKZ ZESをレビューしました。
音質面に関しては、ド迫力の低域がいい感じなのですがチープな高域がとにかく残念な仕上がり。あと一歩な感じで惜しい製品だったなという印象です。
筐体などデザイン面は合金の質感もよくクリアパーツもかっこよくて筆者は好きでした。
個性強めのイヤホンを探している方は手にとってはいかがでしょうか。