おすすめ度 :
こんにちは。なんこう(@nankochu_)です。
今回は筆者の大好きなCampfire Audio より『Onyx』をレビューします。
Campfire Audio
Onyx
-
- 高域
- 4
-
- レア度
- 5
-
- 音場
- 3
-
- 低域
- 4
-
- 中域
- 3
- 立ち上がりが鋭いキレッキレのサウンド
- 超ドンシャリ
- EDMにピッタリ! 逆にアコースティック音源にはあわない
Onyx?なんだそれと思う方もいるかもしれません。このモデルは2021年の冬ごろにCampfire Audio Multiverseとして限定販売していたモデルです。
Campfire Audio Multiverseとは1週間毎日1モデルずつ新モデルが発表され数量限定で販売されたという企画。『Andromeda Special Edition』や『Solaris “Shrink Ray”』といった既存モデルの限定版や、この『Onyx』や『Night Sky 3D』といったどこから湧いてきたのかわからない謎のモデルも発表されていました。
今回紹介するOnyxは同メーカーの『SATSUMA』や『HONEYDEW』で採用されたABS樹脂筐体をベースにハイブリッドモデルにしたというもの。どのような音なのかチェックしていきましょう。
ちなみにB-Stock品であれば公式販売サイトでまだ在庫が残っていますので、気になる方はお早めに。私もB-Stock品を購入しましたが、特に目立ったキズ等はありませんでしたので参考までに。公式販売サイトはコチラ
Onyxのスペック
Onyxのスペックは以下の通りです。
SPEC | Onyx |
---|---|
形状 | カナル型 |
ドライバ | ハイブリッド型 |
ドライバ構成 | ダイナミック ×1 バランスド・アーマチュア ×1 |
周波数特性 | - |
入力感度 | - |
インピーダンス | - |
リケーブル対応 | 〇 |
イヤホン端子 | MMCX |
プラグ形状 | 3.5 mm ミニプラグ |
イレギュラーなモデルなので公式サイトに全く情報が記載されておらず何もわからないです!
ABS樹脂筐体とハイブリッドモデルということは判明しているのですが。
まぁスペックも大事ですが一番は音ですからね!
Onyxのパッケージ&付属品
パッケージ
Onyxのパッケージを確認していきましょう。
今回はB-stock品と呼ばれるものを購入したので、本来のパッケージではなく旧パッケージに似たようなデザインの箱に入っていました。
コチラもシンプルでいいですね。
箱の中にはいつものようにイヤホンケースが入っており、その中にイヤホンが収納されていました。
付属品
付属品
- Smoky Lite Litz Cable
- Vine Green Canvas Earphone Case
- Mesh IEM Bag
- イヤーチップ (シリコン, フォーム, E-Type)
- クリーニングツール
パッケージは旧モデルでしたが、付属品はいつも通りの様子。
イヤホンケースは『HONEYDEW』に付属していたものと同じ抹茶色のものでした。
Onyxの本体レビュー
本体
本体をチェックしていきましょう。
『Onyx』は『SATSUMA』や『HONEYDEW』といったCampfire AudioのABS樹脂モデルと同じ素材・形状になっています。ボディカラーは黒。ツヤッツヤで黒光りしています。ちなみに写真ではわかりにくいですが本体前面にベント穴もあります。
後ろから見るとこのような感じ。ボディカラーが異なるだけで全く同じです。
ノズルはステンレススティール製。価格はエントリー帯ですが、しっかりしたつくりになっています。太さや長さも標準的なのでお好きなイヤーピースをつけられます。
MMCXコネクタはベリリウム銅加工されており、標準品よりも耐久率がアップしているとのこと。
付属ケーブルは「Smoky Lite Litz Cable」。こちらも『SATSUMA』や『HONEYDEW』と同じですね。ハイエンドモデルに付属している「Smoky Litz Cable」の廉価版です。
ケーブルを取り付けるとこのような感じ。全体的に黒でまとまっており、シックでかっこいいです。
装着感
装着感は他ABS樹脂モデルと同じくとてもいいです。筐体がABS樹脂製のため非常に軽く、大きさもコンパクトであるため、装着していても全くストレスを感じません。
Onyxの音質レビュー
続いて音質レビューに入りましょう。
DAPはAK380 Copper直刺しとなります。
Campfire Audio
Onyx
総評 :
-
- 高域
- 4
-
- レア度
- 5
-
- 音場
- 3
-
- 低域
- 4
-
- 中域
- 3
高域 :
高域はとても煌びやかでキラキラしています。同じ1DD1BAのハイブリッド型の『DORADO 2020』よりはややマイルドな音になっており、個人的には好印象でした。ボーカルのサ行もギリギリ刺さらないくらいなので、聴く人によってはつらく感じるかもしれません。音域はちょっとイマイチ、超高域の頭まで出ていない感じはします。
中域 :
中域は低域にやや押されているイメージです。ボーカルの聴きとり性は良いのですが、ピアノやギターの音は聴きとりにくい感じ。イヤホン全体のサウンド傾向がシャープでキレのいい感じなので、ボーカルもやや無機質に感じられてしまうところも残念ポイントです。
低域 :
低域はくっきりハッキリ出ています。『HONEYDEW』のような緩めで優しいサウンドではなく、立ち上がりが鋭くシャープな音です。ツーバスのような早めの音とは相性がいいでしょう。欠点としては、あまり低域に深さを感じられないところですかね。シャープで勢いがあるので迫力を感じはするのですが良く聴きこむと、ちょっと音が軽い感じがします。
音場 :
音場は狭いです。だいぶこじんまりとまとまっている印象。ただ、押し出しの強い高域や低域を存分に感じることが出来るのでこの狭さは結構ありかもと思ってしまったり。
総評 :
総評ですが一言でいうとお手頃価格にした『DORADO 2020』です。サウンドの傾向はほんとにそっくり。超キレのいいドンシャリサウンド。アチラより劣っている部分は高音域が頭打ちになっていることや中音域の質感、全体的な解像感でしょうか。『Onyx』の方がはるかに安価なので仕方ないですが。一方、個人的には『Onyx』の方が高域の刺さりが弱まっており聴いていて全く苦痛に感じなかったので、DORADOよりも好きだったりします。
Good
- キレのいいドンシャリサウンド
- キラキラな高音域
Bad
- アコースティックな音楽にはあわない
Onyxにオススメのアニソン
この項目では、筆者がこのイヤホンに合うと感じたアニソンを紹介します。
Onyxのまとめ
このような人におすすめ
- ドンシャリ大好きな方
- EDM系をよく聴く方
- DORADO 2020のサウンドが好きな方
今回はCampfire AudioのMultiverseシリーズとして限定販売された『Onyx』をレビューしました。
試聴してみてびっくりしたことが同メーカーの『DORADO 2020』とサウンド傾向が似すぎていたこと。ドライバー構成も同じ1DD1BAですので、Campfire Audioがこの構成ではどのような音作りをしたいのか感じ取ることが出来た気がします。
サウンドは超キレッキレのドンシャリで、EDM系の曲によく合います。正直、クセが強すぎて普段使いしようとは思いませんが、相性のいい楽曲を聴いた時の楽しさはピカイチ!! 飛び道具として一本持っていたいと感じるお気に入りのイヤホンになりました。
今回紹介させていただいた『Onyx』はB-Stock品でしか購入することはできませんが、Campfire Audioはこのように限定モデルを数多く出しています。今後の動向も要チェックです。
ちなみにレビューを見て気になった方はコチラから購入可能です。限定品で在庫限りなのでお早めに。