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こんにちは。なんこう(@nankochu_)です。
今回はオーディオ機器の老舗中の老舗SHUREから「SE215SPE」をレビューします。
この「SE215SPE」は超ロングセラーモデルとして有名です。思い返せば筆者がオーディオ沼に沈んだ頃にリリースされた商品なので、およそ10年ほど発売され続けていることになります。すげー!
当時、オーディオ初心者はまずこれを買えと言われていたほどでした。そんな「SE215SPE」を改めてレビューしようと思います。
SE215SPEのスペック
SPEC | ZES |
---|---|
形状 | カナル型 |
ドライバ | ハイブリッド型 |
ドライバ構成 | 12mm ダイナミックドライバー ×1 6.8mm ESTドライバー ×1 |
周波数特性 | 20 - 40,000Hz |
入力感度 | 113dB/mW |
インピーダンス | 32Ω |
リケーブル対応 | 〇 |
イヤホン端子 | 2pin |
プラグ形状 | 3.5mm ステレオミニプラグ |
ダイナミックドライバー1発の潔い構成です。
SE215SPEの付属品
付属品
- MMCXケーブル
- ソフト・フレックス・イヤパッド (S/ M/ L)
- フォーム・イヤパッド (S/ M/ L)
- ソフトジップケース
- クリーニングツール
付属品はケースとイヤーピースです。
SE215SPEの本体レビュー
本体
イヤホン本体をチェックしていきます。
クリアブルーの筐体が非常に美しいです。
裏側には品名がプリントされています。
ステムは筐体と同じくプラ製で細いです。強度が不安になりますね。イヤーピースも内径が細めのものか変換アジャスタがついているものを選ばなくてはなりません。
ケーブルとの接続はMMCXコネクタです。お好きなケーブルにリケーブル可能です。
付属ケーブルはコチラ。業務用感がある無骨なケーブルです。
L字プラグなので耐久性は高そうです。。
装着感
装着感は素晴らしくいいです。筐体が小さいため耳にすっぽりおさまります。とても小さくおさまりがいいので長時間使用していても疲れないです。
ケーブルは耳に引っ掛けるシュア掛けをしてください。そうシュア掛けとはこの「SHURE」のイヤホンが由縁なのです。
SE215SPEの音質レビュー
続いて音質レビューに入りましょう。
DAPはAK380 Copper直刺しとなります。
高域 :
正直に言うと高域はあまり良くありません。伸びも悪く頭打ち感があります。音量もほかの帯域と比べ出ていないので、初見の際は高域がスカスカで違和感を感じました。
中域 :
ハッキリとしたサウンドでやや迫力重視といったところでしょうか。とても厚みのあるサウンドでボーカルを気持ちよく聞かせてくれます。音楽用だけでなく動画やゲーム用途にもいいと感じました。
低域 :
低域はかなりの音量が出ています。しかしながらボワボワはしていないのでとても上質なサウンドです。
音場 :
音場は狭めの部類になります。結構近くで鳴っていることと、低域の音量が大きいことが合わさり迫力十分なサウンドに仕上がっています。
総評 :
この「SE215SPE」は通常の「SE215」から低域を強化したモデルということもあり、低域の質感および迫力はピカイチです。それに引っ張られているかのように中域も迫力重視な傾向。欠点としてはやはり高域の出力ですね。あまりにも出ていなさすぎて違和感を感じたほどです。総じて、現在流行りのHIFI志向のサウンドとは反対のちょっと古臭い音と感じました。
Good
- 迫力な低域
- 厚みのある中域
Bad
- 高域があまり出ていない
- 迫力重視で解像感や音場がよくない
SE215SPEのまとめ
このような人におすすめ
- 低域大好きな方
- ゲーム用にイヤホンが欲しい方
- 使用していて耳が疲れないものをお探しの方
今回は超ロングセラーモデルの「SHURE SE215SPE」をレビューしました。
音質面に関しては、迫力重視のサウンドで低域中域の質感は良いです。解像感はあまりなく古臭い音のイメージですね。
筐体のデザインは秀逸。耳のおさまりは良く筆者は大好きです。クリアブルーのカラーもいい!
迫力のあるイヤホンを探している方にはおすすめできます。