コラム

推しの歌声をいい音で聴きたいならDAPを導入しよう! | DAPについて解説

2022-03-22

こんにちは。なんこう(@nankochu_)です。

皆さんには『推し』または『担当』はいますか?もちろんいますよね!(筆者はノクチルの樋口円香さん!) 

そこで質問です。皆さんは推しの歌声を今よりもいい音で、より細部まで聴いてみたいと思ったことはありませんか?

そんなあなたにDAPの導入をおすすめいたします。ということで今回はDAPについて簡単に説明します。

そもそもDAPとは?

DAPとはデジタルオーディオプレーヤー (Digital Audio Player)の略称であり、簡単にいうとiPodやウォークマンのような音楽再生機のことを指します。

ハイレゾ音源の再生はもちろんのこと、近年ではAndroid OSを採用することが主流となってきており、各種サブスクリプションサービスの利用も可能な機種も存在します。

価格もピンからキリまで。高額なものでは50万を超えるものも存在しますが、エントリーモデルでも十分に音はいいです。スマホからのステップアップならかなり感動できると思います。

DAPのメリットは?

ここからは筆者が個人的に感じているDAPのメリットを説明します。

  • 音が良い!

音楽再生専用機として設計されているので、もちろん音が良いです。

音が良いとどうなるか、推しの楽曲がより最高になります。推しの息遣いやロングトーンの余韻など聴こえなかったところが聴きとれるようになり感動もんです。

音がいい理由として、専用のDAC(デジタル / アナログコンバータ)チップを使用していることがあげられます。一般的に音楽データはデジタルですが、イヤホン等で再生するためにはアナログに変換しなくてはなりません、その役割を担うのがDACチップとなります。専用のDACチップを使用することでデジタルデータをより忠実なアナログデータに変換できるのです。

そのほかにDACチップの種類など語りだしたらきりがないのでこの辺にしておきます。後で別記事に詳しく記載します。

  • ボリューム調整が細かくできる

皆さんはスマホで音楽を聴く際にボリュームの段階が少なすぎてちょうどいい音量にならず困ったことはありませんか?DAPではその心配は無用です。100段階以上調整可能な機種はざらにあるので、自分の好みな音量にピッタリと合わせることができます。

ちなみに例として筆者手持ちのスマホとDAPのボリューム段階を比較してみます。

機器ボリューム段階
SONY Xperia 1 II30段階
Astell&Kern AK380150段階
  • スマホのストレージを圧迫しない

音楽データはDAPに入れておけばいいので、スマホのストレージを圧迫する不安要素が減ります。

最近のスマホは、カメラ機能に重点を置いていたりして、写真や動画の容量が増えていくばかりです。また、高品質なゲームアプリなども増えとにかくストレージをたくさん使用していると思います。

  • スマホのバッテリーを気にしなくてすむ

ストレージと似たようなことなのですが、音楽再生はDAPが担当することになるのでスマホののバッテリー持ちがよくなります。皆さんは通勤・通学時に音楽を聴き、気が付いたら意外とスマホのバッテリーが減っているということはありませんか? DAPを使用すればそのようなお悩みからも解決です。

  • ロマンがある

これは私だけかもしれませんが… 音楽再生専用機に自分だけのミュージックライブラリを構築していくことにとてもロマンを感じます。

以下の写真をご覧ください。これは私の使用しているDAPのアルバム一覧の画像です。タグやアルバムアートをきちんと設定しておけば自分だけのライブラリが完成し満足感が得られます。

DAPのデメリットは?

  • 荷物が増える

ほんとこれにつきます。DAPにもよりますがだいたいスマホと同じくらいの大きさのものが一つ増えますからね。しかも重い。普通に考えて邪魔です。

  • 動作がもっさり

使用しているSoCのスペックが低いので動作がもっさりしています。タッチパネルで操作する系のDAPはだいたい反応が遅いです。最新スマホのタッチパネルと比べてしまうとストレスを感じるかもしれません。

DAPを選ぶ際のポイントは?

  1. 本体サイズ、重量、操作性が実用に耐えうるものか

筆者が一番大事だと思っている点はここです!音質やデザインは二の次三の次です。

筆者は以前Colorfly C4という当時の高級DAPをデザインと音に一目ぼれし購入しました。しかしながらC4は音はとても素晴らしいもの、持ち運ぶようなサイズ感ではなく、なおかつ操作性もかなり悪かったため、しだいに使用頻度が減っていき最終的には「気合を入れて音楽を聴きこむぞ」といった時にしか使用されなくなりました。

DAPは完全に趣味の産物です。言ってしまえば音楽を再生するだけならスマホの方がはるかに多機能で便利なのです。なので上にあげた3点に不満があるとわざわざ購入しても高確率で使用しなくなると筆者は考えています。

特にオーディオ初心者の方はとにかく自分が長く使えそうだなと感じられる機種を選びましょう。音質はDAPを普段使いすることに慣れてからステップアップすればいいのです。普段使いする習慣がつけば音質やサイズ感の妥協点など自分自身の志向が見えてくると思います。

ちなみに以下が「Colorfly C4」のレビュー記事となります。記事を読んでいただければどれくらい使いづらいかおわかりいただけるでしょう。

あわせて読みたい

5万円で買えるおすすめDAP

SONY NW-A100シリーズ

SONY WalkmanシリーズのエントリーモデルながらAndroid搭載の為、サブスクサービスも対応可能です。

Walkmanは他のDAPと比べて小型・軽量であることが特徴。とにかく、荷物の邪魔にならないものを探している方にはおすすめです。

内蔵ストレージは16GB / 32GB / 64GBとありますがmicroSDカードスロットもついているのでどれを選んでもいいと思います。

Hiby R5

中国のオーディオメーカーHibyからエントリーモデルになります。

こちらもAndroid OS搭載

CirrusLogic製のDACチップ「CS43198」を2基搭載など、音質にも抜かりのないモデルです。

SHANLING M3X

こちらも中国メーカーのSHANLINGからエントリーモデルとなります。

Android OS搭載 SoCはSnapdragon430と音楽再生に関しては申し分ないスペックです。

DACチップにはESS社のES9219Cを2基搭載。音質もスマホからならかなりステップアップです。

ボディカラーもブラック・パープル・ブルーと展開されています。

おわりに

今回はデジタルオーディオプレーヤー (Digital Audio Player) DAPについて書きました。

今回はエントリーモデルのDAPを紹介させていただきましたが、どれもスマホと比較するとかなり音がよくなっています。

ぜひ興味がわきましたらご購入検討してみてはいかがでしょうか。

記事を読んでくれたあなたの推し活が捗れば幸いです。

  • この記事を書いた人

なんこう

アイカツ楽曲をいい音で聴くためにオーディオ機器を収集している者です。
本業はメーカーで回路設計をしています。
ポータブルオーディオ系のレビュー・情報を中心に発信していきます。
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