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【レビュー】BitSound B-06 | フルシェルタイプのカスタムイヤーピース

BitSound B-06

おすすめ度 :

こんにちは。なんこう(@nankochu_)です。

今回はBitSoundさんのカスタムイヤーピース『B-06』(Campfire Audio VEGA用)を紹介します。

価格は39,800円(税込)。それにプラスして耳型採取代(インプレッション代)がかかります。フジヤエービックさんにてオーダー可能です。商品リンクは以下になります。

BitSound B-06

BitSound

B-06

引用 : フジヤエービック

  • インプレッション(自分の耳型)から作成するのでフィット感はバッチリ
  • 遮音性UP
  • 若干音は変わるので注意が必要

初めに、カスタムイヤーピースをオーダーした経緯を説明します。

筆者はCampfire Audio VEGAの音に惚れ込み愛用していたのですが、どうも右耳だけ収まりが悪く、ポロポロと落ちてしまう状態でした。

イヤーピースのサイズが合わないのかなと思い様々なサイズで試してもしっくりこず…吸いつきのいい「AZLA SednaEarfit XELASTEC」を使ってもやはり右耳だけは落ちてしまう状態でした。(ちなみに「AZLA SednaEarfit XELASTEC」は筆者のお気に入りのイヤピです。VEGA以外のイヤホンではコチラを使用しています。)

最終的にはコンプライで無理やり固定しながら使用していたのですが、どうにもコンプライの音は私には合わず… 最終手段として絶対に耳にフィットするカスタムイヤーピースに手を染めたという経緯になります。

B-06の製品概要

B-06含むBitSoundのカスタムイヤーピースは自分の耳型から作成する自分だけのイヤーピースです。

フルシェル型という耳をすべて密閉する形なので、いわゆるカスタムIEMと同じ装着感になります。自分のお気に入りのイヤホンをカスタムモデルにすることが出来るということです。

ちなみにLTは5週でした。オーダーの状況なので変わると思いますがご参考までに。

対応機種はコチラ

モデル名対応イヤホン
B-01DITA : Answer, Awesome
B-02Campfire Audio : ANDROMEDA, ORION
B-03Astell&Kern : AKT8ieシリーズ
beyerdynamic : XELENTO REMOTE
B-04DITA : Dream
B-05AZLA : AZLA, AZLA MK2
B-06Campfire Audio : VEGA, LYRA II
B-07Unique Melody : MACBETH II Classic
B-08AKG : N5005
B-09DITA : Fealty, Fidelity
B-10AZLA : HORIZON
B-11Astell&Kern x JH Audio : Billie Jean
B-12Faudio : Passion, Major
B-13Acoustune : HS1551, HS1650, HS1670
B-14Astell&Kern x JH Audio : Diana
B-15AZLA : ORTA
B-16Victor : HA-FW10000
B-17final : Bシリーズ
B-18final : A8000
B-19Astell&Kern : AK ZERO1

B-06のパッケージ

コチラがパッケージになります。箔押しでドデカくロゴが入っています。その中にはアクセサリーケースのような箱が。

箱を開けると、自分だけのイヤーピースがお出迎え。

B-06パッケージ開

B-06の外観レビュー

続いて外観をチェックしていきましょう。

見た目はまんまカスタムIEMですね。補聴器屋さんが展開するブランドなのでクオリティは非常に高いです。フィッティングも良好でリフィットの必要はありませんでした。

ちなみにボディカラーは右がNo.13, 左がNo.11です。参考までに。

イヤホンを装着するとこのような感じになります。

写真ではわかりにくいのですが、ノズルの部分にシリコンのようなパーツが埋め込まれており、そちらでイヤホン側のノズルと固定されるようなかたちになっています。

もちろん安定感はバッチリ。それぞれのイヤホンの形状に合わせて作られているので外れてしまうことはありませんし回転などもしません。

気になった点としてはイヤホンのコネクタ部ですかね。ゆとりがあまり無いのでコネクタが太いケーブルなどは取り付けられなくなる可能性はあります。

B-06 5
コネクタとシェルの距離がギリギリです

B-06の音質レビュー

音質のレビューに入ります。基本的には普通のシリコンタイプのイヤーピースから、BitSoundのカスタムイヤーピースに変えて音がどう変化したのかという観点について述べていきます。

まず、低域の量感が増えました。おそらく、シェルと耳の密着が高まったことで、音がよりダイレクトに伝わるようになったためだと考えられます。『VEGA』の低域の質感に惚れた身としてはこの傾向は大いに大歓迎。これだけで満足でした。

続いて高域ですが、やや音がマイルドになった印象です。ちょっと音が減衰しているのかな? カスタムイヤーピースを使用するとカスタムイヤーピース自体の厚みもあり、通常のイヤーピースと比べてイヤホンのノズルと鼓膜までの距離が遠くなります。それが減衰に起因しているのではないかと感じます。リスニングの際に高域を重視している人には少し気になる点かもしれません。

低域を重視するか、高域を重視するかで評価が変わってくるような印象です。私は低域メインで聴いているので、この音の変化はありでした。

B-06のまとめ

今回はBitSoundのカスタムイヤーピースB-06について記載しました。

オーダーメイド品のため価格はなかなか高い(¥39,800)です。しかしながら、音は気に入っているがどうしても耳の形状にあわないイヤホンなどの最終手段としてオススメできる商品です。装着感に関する悩みはなくなります。

一方、少しばかり音の傾向が変わってしまうことも事実。今回は、私の好きな方向へ変化してくれたため万々歳でしたが、購入を検討している人はそのことを頭の隅には入れていた方がいいと感じます。

今回、購入に踏み切ったことで、私のお気に入りのイヤホンが自分専用のモデルになり、より愛着が湧きました。長くお気に入りのイヤホンを使いたい方にはいいかもしれません。

  • この記事を書いた人

なんこう

アイカツ楽曲をいい音で聴くためにオーディオ機器を収集している者です。
本業はメーカーで回路設計をしています。
ポータブルオーディオ系のレビュー・情報を中心に発信していきます。
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